Marius−マリウス−前編

「お前たちもわかっているように、マリウスは気温をどんどん低下させている。このままではやがて植物は枯れ果て、食糧難となり、暴動が起こるか、もしくは、皆、そんな気力も無いまま凍え死ぬか…」
「父上っ!そんな事になったら、マリウスはどうなるのですか!?」
ケンヴンダーは前屈みになってニシキアスに問い掛けた。
「…滅びるより、他ない」
「そんなーっ!」
バンデントは思わず叫んで立ち上がった。