ゴーシンと別れて、ケンペクトは地下室へと向かっていた。そして廊下の角を曲がろうとしてふと足を止めた。 「そろそろお呼びが掛かる頃かと」 角から音もなく、ケンペクトの前にアツオラが現れ、頭を下げた。 「さすがだな、アツオラ。我々がマディオス様の所に行ったのも、お見通しか」 「マディオス様、ニシキアス様、ケンペクト様の『気』を感じておりました」