「まぁ、座れ」
ケンペクトに促され、ゴーシンはテーブルを挟んで、ケンペクトと向かい合わせに座った。ゴーシンが座ると、早速ケンペクトが話し出した。
「お前のその剣の腕を見込んで、やってもらいたい任務がある」
「…こんな時に、剣の腕がお役に立てる事があるのなら、願ってもない事」
ゴーシンはケンペクトを真っ直ぐ見つめ返した。