Marius−マリウス−前編

「そうですね」
クレーティルは目を閉じ、マディオスに祈りを捧げた。
「…私たちは私たちの使命を果たさねばなりませんね」
「はい。マリウスの王家として、最期の時まで、マリウスと共に」
カツヒデスはマディオスの亡きがらを抱き上げ、部屋を出た。

その後、マディオスは手厚く葬られ、その日を境に、マリウスはより寒さを増していくのだった。



−前編・完−