「お前がそんな顔してたら、俺もツービオも後ろ髪を引かれてしまうだろ」
「…お兄ちゃん」
「笑って送ってくれよ」
「…」
「…ツービオは、この任務が終わったら、結婚しようって言ってくれたの」
「っ!そ、そうか。そんな事言ったのか、あいつ」
さすがに驚きが隠しきれないタイエンテだったが、心を落ち着けて微笑んだ。
「よかったじゃないか、おめでとう」
「でも…」
「ツービオが、そう言ったんだろ?だったらツービオが迎えに来てくれるのを、待っとけばいい」