「つまりですねー、生徒に恋心を抱かないようにするための設定はあくまで女生徒に対してのみ有効なブレーキでして。
職場女性の場合は別の設定を調節する必要があるということらしいんですね」
「女生徒に無関心の氷室先生も、職場の異性である宮原先生にはふつうに性的な興味をもってしまうというわけね」
「ええ。
しかもレベルは『弱』になっています。
むしろ通常より、職場女性に対しては惚れっぽい状態になってますね」
「どういう意味かしら?」
「自分のタイプとは真逆の、つまり、生理的に合わないようなタイプの女性じゃない限り、見境なく誰でも口説いちゃうくらいのゆるさですね。
ハハハ」
「悪かったわね。どーせ私は口説かれませんよーだ」
「・・・」
武田とパソコンは同時にフリーズした。
職場女性の場合は別の設定を調節する必要があるということらしいんですね」
「女生徒に無関心の氷室先生も、職場の異性である宮原先生にはふつうに性的な興味をもってしまうというわけね」
「ええ。
しかもレベルは『弱』になっています。
むしろ通常より、職場女性に対しては惚れっぽい状態になってますね」
「どういう意味かしら?」
「自分のタイプとは真逆の、つまり、生理的に合わないようなタイプの女性じゃない限り、見境なく誰でも口説いちゃうくらいのゆるさですね。
ハハハ」
「悪かったわね。どーせ私は口説かれませんよーだ」
「・・・」
武田とパソコンは同時にフリーズした。


