パーフェクトティーチャー

「けど、障害がないというわけじゃないんだ」


氷室が申し訳なさそうに前言を撤回した。


「ボクの持ち主は里中理事長だ。
近いうちに理事長はボクを手放すだろう。
そうなったら返品され、記憶も消去されてしまう」


「そんなのイヤよ」


「ボクもいやだよ」


「そうならないようにするにはどうしたらいいの?」


「そうだな・・・新しいオーナーを見つけるしかないね」


「そうよね・・・」


「キミの家族に頼めないだろうか」