パーフェクトティーチャー

「なんでやねん!
なんでやねん!!
なんでやねん!!!」


ほたるが教室に戻ると、まだ一人だけ生徒が残っていた。


「んなアホな!
んなアホな!!
んなアホな!!!」


教壇で真美がつっこみの練習をしていた。


真美はお笑い芸人になるのが夢で、毎日遅くまで練習しているのだ。


親には内緒なので家ではできないらしい。


しかし、悲しいことに相方はまだいなかった。


「いい加減にしろ!
いい加減にしろ!
いい加減にしろ!」


孤独な自主トレは続く。