【短編】『Love Step&夢幻華番外編』佐々木龍也に関するレポート【恋愛と自動変換機能について】

生徒会室のドアを開けたとたん、やや不機嫌な顔をして出迎えた龍也。

どうやら聖良ちゃんにキスをしようとしたところを、お邪魔してしまったらしい。

聖良ちゃんは真っ赤になって生徒会室の奥の死角へと逃げ込んだ。

純情でかわいい娘だよなあ。

だけどさ、人を呼び出しておいてそれはないんじゃないか?

俺が来るってわかってて何やってんだよ?

ったく、イチャつくなら鍵ぐらい掛けろよな。こっちが悪いみたいじゃないか。

いや、それ以前に、んなこと生徒会室でやるなよな。


突っ込もうとしたとたん、それを遮る様に龍也が先に口を開いた。