夏色の輝石。~最後の夏、君に輝け~

「お前っ、これ全部っ!」

さすがの翔太も驚きを隠せない様子。

「あとで金返すから。」

「もういーの。さっさと配って。」


私が勝手にしたことなんだから、首突っ込まないでー。

「集合ー!!」

黙々と練習をする部員達は、強ばった顔で集まってくる。
きっと、怒られるとか思ってるんだろう。


「遥香から、差し入れだ。貰ったやつから遥香に礼を言うこと!2年からなー。」


さっきまで強ばっていた顔は一気に明るくなった。


「俺、モナカ!あ、やっぱチョコモナカが…」

「おせーよ。バーカ。」


たくさんの種類から選ぶ皆の顔は楽しそうだった。

「はい、遥香。お前も食えよ。」

翔太に手渡され皆と一緒に食べる。

「遥香先輩ありがとうございました♪」

アイスごときで喜ぶなんて、皆可愛いなぁ…
私、良いことした!

皆の笑顔がなによりの元気の源だ。