夏色の輝石。~最後の夏、君に輝け~

廊下の扉から瑠菜がちょこっと顔を出す。

「瑠菜!!久しぶりね!」

部屋に入ってくるといきなり抱き付いてくる。

「元気だった?」

「うん!はるちゃん、綺麗になったね。」

「瑠菜こそ~そんなオシャレして」

昔は半袖、半ズボンだったのに、今なんかスカート履いてる。


「瑠菜!勝手に入んなよ!」

ジュース片手に入ってくる翔太。

「可愛い妹にそんなこと言うんだ~」

「翔太最低でしょ。私の部屋には勝手に入ってくるくせに。」

「もういいから、自分の部屋戻れよ。」


「はーい、じゃあね!ごゆっくり。」