拓矢と別れると、私の足は翔太の家に向かっていた。 「あら、遥香ちゃん!翔太にご用?」 「あ、はい。いいですか?」 おばちゃんが呼びに行くとすぐに階段を駆け降りてきた翔太。 「…遥香」 「どうぞ、上がっていってね」 「おじゃまします…」 久しぶりに上がった翔太の家。 「相変わらず翔太らしい部屋だね!」 「コーラでいい?妹の…だけど。」 そういえば、瑠菜ももう中学生か… 翔太とそっくりな瑠菜。 妹なのに、翔太よりしっかりしてるし、可愛いし。 「はるねーちゃーん!」