歩いていると公園についた。そこで泣いている女の人に出会った。
その女の人は僕を見ると、

「また会ったね。猫ちゃん。」
と泣き声で言ってきた。僕はびっくりした。
また会えるなんて思ってもみなかったから…

「にゃあ。」

僕がそう言うと、女の人は僕を抱き上げて僕を隣に置いてベンチに座った。

「猫ちゃんは優しさしいね。さっき彼氏に会ったの。そしたら彼はね、"別れよう"って…。
本当は分かってたの。彼の気持ちが私から離れていっているのが…。
でも、怖くって私のことどう想ってるかなんて聞けなかった。」

猫の僕に泣きながら話してくれた。