手探りのふたり



『って事らしいから。霧藤先輩なら大丈夫。授業はもうとっくに終わってるから、二人でラブラブしてな。私は先帰ってるね、カレシと☆』



佳凜はヒラヒラと手を振って保健室を出ていった。







『佳凜!!!!!』


あたしは思わず廊下に飛び出していた。





『ありがとう佳凜!!大好きだっ!!!』





『私も小夏が大好きだっ!!!』


二人で目を見合わせた後
あははっと笑った。



ありがとう、佳凜。