「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」

夕俟さんのストライクだろうお嬢様。
それが俺の姐御に対する第一印象。




夜の闇に独り溶けてしまいそうな夕俟さんが俺に、ぽつり告げる。




「俺、どうしたんだろうね?」




聞きたいのはこっちです、なんて言えるはずもなくて。
当たり前のように、今日も夕俟さんの前で恭しく膝を折る。