今日の服装を見て、あたしは頭を振る。
ショーパンじゃない分戦いづらいけど、それが出来ないほどの格好じゃない。




「姉サン。さっき預けた命、返してくれる?姉サンが強いのは知ってる。けどね」




ヤクザらしく扉を蹴破って、あたしを振り返る。
可愛らしく、淫らに、美しく。




「姉サンは私が護りぬきたいの。馬鹿兄様の分まで、私が」