キミが本当の恋を教えてくれた。

ここでアタシは思い出した。

敵対している『鬼神』の総長が小林美喜、コイツだということを。

アタシはすぐに、里沙に電話をした。

「おい、里沙!○×丁の商店街に全部連れて来い!そこにある倉庫に鬼神がいる倉庫だ。早く
来い」

『わかりました。アタシらが来るまでに怪我しないでくださいね!』

「あたりめぇだ」

「ふ~ん。鈍いだけのヤツかと思えば、気づいたのね」

「あぁ。さっきな」

「もぅ遅いよ?仲間が来るまでにやっちゃうから」