その総長、深水隼人。

隼人さんには、彼女がいた。

その彼女と結婚するために、チームから抜けた。

オレはその2人をよく目にしていて、誰でも憧れるような恋人だった。

オレにもいつかそういう人が欲しいそう思っていた。

ある日、隼人さんのお別れパーティーをした。

その時に次の総長が発表される。

オレはてっきり、隼人さんの弟が選ばれると思っていた。

だが、違った。

「次の総長は、お前だ。匡」

その一言で、オレが総長に決定した。

みんな快く、認めてくれ、信頼も熱かった。

しかし、それを快く思わないヤツがいた。

それが、元総長隼人さんの弟、翔だった。

そう、それがアイツとオレの友達最後の日だった。