『いちごの味した』


それを聞いて、私はある物に目を向けた。


心当たりがあった。


それは…先程までドラマを見ながら飲んでいたイチゴジュース。


…これのせいかな?


そんな事を思いながら一口のイチゴジュースを含んだ。


『俺にもちょうだい』


そう言って手を伸ばす彼の手に手渡した。