「康志さん…今日はありがとうございました
楽しかったですっ」
「私こそありがとう。」
「じゃあまた今度」
なんかあっという間だったな。
気付いたら自然と笑えてたし
以外に楽しかった
…最初はあんなに嫌だったのにね
やっぱり人間は見た目じゃないよね!!
「おかえりなさいませ、優妃様」
「帝、ただいま」
「どうでしたか?お見合い」
「何だかんだ言って、楽しかったよ!あとこれもかってもらったんだぁ〜」
自慢げに、貰ったネックレスを見せる。
あのお気に入りのネックレス。
けど一瞬、帝の顔が歪んだ気が…
なわけ…
「ぅわ?!」
「すいません…私が大丈夫だって言ったのに」
急に強い力で腕を引っ張られて…そのまま抱き締められる。
帝…どうしたのかな?
「帝…?どうかした?」
「嫌です…やっぱり。
優妃様が私以外のひとのものを嬉しそうにしてるなんて…」
「帝…大丈夫だよ」
私はここにいる。
帝の側から離れないと思ってほしくて、帝の背中に腕を回して抱き締めかえす。
「優妃様…好きです…
私を見てください…」
「私も好き。
帝だけを見てるよ…だから」
そんな悲しそうな声で言わないで
そんな泣きそうにならないで
