お嬢様と執事




「……」


「……」



久しぶりにお母さんと食べる夕食。


さっきのこともあってかなかなか話しかけにくい…



ただ沈黙が続いて、それを破ったのは以外にも帝だ。


「お母様、優妃様が話あるらしいです」


え!?


なんで言うんだよっ



「話ってなに?」


「えっと…あの…」



お母さんの目付きが怖い…


でも言わないと。


せっかく帝か言うタイミングを作ってくれたんだから


「私、お見合いやる…!」

「あんなに嫌がってたのに…急にどうしたのよ」



「やっぱり後継者を作れるのは私だけだから
だから私、お見合いやります」


「ホントにいいのね?」


「うんっ」


「分かったわ。
優妃、やるからにはきちんとね」


「はいっ」



後ろを振り向いて帝に口パクでお礼を言う。


“帝、ありがと”


そしたら返事の変わりに優しく笑ってくれた。




私、頑張るよ




お母さんのためにも


柏木財閥のためにも…




…なにより帝のために