2人揃って手を合わせ祈った。





【ずっと一緒にいられますように】



そして




【帝がずっと元気でいられますように】



…と。



2つは欲張りすぎたかな?


でも選べなかったんだもん

しょうがないよね!!



「ずーっとこのままでいたいな」


キレイな夜空の下


愛しい彼と肩を並べながらその夜空を見上げる。



なんていいんだろう。




「私も思います。
けどそれは無理ですよね?」


「分かってるよ…そんなの」



「心配しないでください。
また一緒に見に来ましょう?」




「うん!!約束だよ?」


「はい、約束です」





ゆっくりと近づく2人の顔。


それが重なりあった時、再び真上の夜空では流れ星が流れていた。




そのことを…この2人は知らない。