嬉しいからかな?



嘘だと思ってるからかな?





涙が溢れて止まらないや。




けど私も言わなくちゃ。


帝みたいに…言わないと。



「帝…っあのね…っ」



息がつまって途切れ途切れになりながらも伝える。



「私も…っ帝が…好き…っ」



「ホントですか?」



「うん…っ」



振り返って思いっきり抱きつけば自然と毛布が床に落ちた。



急に抱きついても帝はちゃんと受け止めてくれた。



しばらくこのままでいたい。




そう思って帝の背中に腕を回せば…帝もちゃんと抱き締めてくれた