気がついた途端今まであったモヤモヤが嘘かのように消えた。



やだな…帝が好きなんて…








だって柏木財閥の鉄則。







【お嬢様と執事の恋愛禁止】




だから…私は本当は帝を好きになっちゃいけなかった…





「優妃様?どうかしました?料理が口にあいませんでしたか…」



「ううん!なんでもない。
帝の料理は美味しいよ」




決してこの事に気付かれてはいけない








気付かれたら…一緒にいられなくなっちゃう…