俺様でヤキモチな彼氏様


「結、絶対ころぶから。」



!!?



「もう、ころばないよ!」



校門を出ようとしたとき、小石に足を引っ掛けた。



「きゃ!」



ガシッ



「ほら、言っただろ?」



転ぶ前に康介が助けてくれたみたい。



「あっ、ありがとう。」



まさか本当に転ぶなんて₋₋₋。



また目の前に差し出される手。



「ほら。」



「う、うん。」



康介の手を握る。



「また、転ぶなよ?」



クスクス笑ってる康介。



「もう転ばないってば!」



ケンカ(?)をしながらあたしたちは学校を後にした。



この時、屋上から龍が見てたなんて知りもしないで₋₋₋。