俺様でヤキモチな彼氏様

康介の体をポカポカ叩く。



あんま意味ないらしい。



だって笑ってるし。



「で、お願いって?」



「あっ、明日買い物についてきてもらえない?」




「何で?」



「に、日曜日、で、デートだから₋₋₋。」



ニヤって笑う康介。



「あー、塩谷先輩とかぁ。」



何で知ってるの!?



教えたっけ?



「学校のみんな知ってるよ。」



が、学校中!?



てか、何で思ったこと分かったの!?



エスパー!!?



「で、何買うの?」



「えと、服とかかな。」



「んー、分かった、いいよ。」



「本当に!?」



「あぁ、じゃ、明日学校終わったら迎えに行くわ。」



頭を撫でながら笑顔で言ってくれる。



本当に優しいな。



お兄ちゃんみたい(笑)



でも₋₋₋。



「頭撫でないでぇー!!」



こうして、あたしは明日康介と一緒に出かけることになった。