しゃっくりをあげて泣く結。



俺はこんなにも結を不安にさせていたんだ。



「そ、それに、あの子とお似合いだったもん₋₋₋。」



頬をプクッと膨らませて睨んでくる結。



₋₋₋もしかして。



「結、妬いてる?」



結は顔を真っ赤にさせて首を縦に振った。



うわ、まじで?



なんか、はずいんですけど₋₋₋。



真っ赤な顔をしてうつむいている結に少し意地悪したくなって、



「確かにあの子かわいいよなー。」



と言ってみた。



すると、結は顔を上げて俺を睨んでくる。



結がにらんでも全然怖くない。



むしろ、かわいい。



「りゅ、のバカ、きらい。」