俺様でヤキモチな彼氏様

ため息をつくと、愛華が聞いてきた。



「龍、彼女さんできたって本当?」



「えっ、あぁ。」



「本当に?」



「めちゃ俺のこと愛してくれる彼女がな。」



「えー、ほんとにー?」



「いや、マジだって。」



結、そうだよな?



愛して、くれてるよな?



「龍に彼女さんとか意外!」



笑ってる愛華。



「₋₋₋からかってるだろ。」



首を何回も縦に振っている。



こ、コイツは₋₋₋。



「もー、本当におもしろーい!」



もう、何かどうでもいいわ。



「龍、大好きー!」



愛華の行動がよく分かんなくて笑えてくる。



「はいはい、俺も好きだよ。」



家族としてだけど。



そのまま他愛のない話をたくさんした。



その時、結が教室にいたことも知らないで₋₋₋。