俺様でヤキモチな彼氏様

何この女₋₋₋。



「₋₋₋これでよし。」



女は消毒した親指に何かを貼った。



多分、バンソウコウだろう。



女は俺の顔を見て言ったんだ。



「お大事に。」



っっ///



ニコリと優しく微笑むその女に俺は一目ぼれした。



何でだよ。



女は全員、めんどくさいやつと思っていたのに。



相手のことなんか後回しで、自分が優先にする奴ばっかだと思っていたのに₋₋₋。



でも、アイツは違う気がする。



自分のことより、相手のことを先に考えて行動する。



₋₋₋あんな女初めてだ。



目を開けて親指を見る。



貼ってあるバンソウコウに触れるか触れないかくらいのキスをした。



そして、その時誓った。



「絶対に俺のものにする₋₋₋。」



その時から、結の事が好きだった₋₋₋。



好きになったんだ。