俺様でヤキモチな彼氏様

「はいはい、俺も好きだよ。」



龍₋₋₋?



今、なんて言ったの₋₋₋?



好き、って₋₋₋?



好きって言ったの₋₋₋?



楽しそうな声はどんどん遠のいていった。



そっと、扉を開けて2人の背中を見る。



₋₋₋ホントに龍だ。



龍が女の子といる。



とても可愛い女の子₋₋₋。



髪は、はちみつ色のロングヘアー。



目はクリクリしてる。



とても、とても可愛い女の子₋₋₋。



ズキズキと鳴り響く。



また、痛くなる。



大丈夫、龍はそんな人じゃない。



友達だよ。



きっと、友達₋₋₋。



あたしは、しばらくそこから動けなかった。