「結、戻ってこないから心配し₋₋₋結!?泣いてるの!?」



「うぅ₋₋₋真菜ちゃぁん。」



あたしは真菜ちゃんに抱きついた。



「結、話はあとで聞くから今は泣きな?」



背中をゆっくりさすってくれる。



そんな真菜ちゃんのやさしさにまた涙があふれた。






―――――――₋₋₋₋₋



「結、もう平気?」



泣き止んだ今も背中をさすってくれる。



「うん、へーき。」



「で、何があったの?」



あたしは昨日のことから全部真菜ちゃんに話した。



そうすると真菜ちゃんは₋₋₋。



「結、塩谷龍って言った?」



「えっ、うん。」



「本当にその人、塩谷龍っていってた?」



「うん、ちゃんと聞いたもん。」



真菜ちゃんはなんか考え込んでいる。



「真菜ちゃん、どうしたの?」



「結、まさか今更だけど塩谷を誰だか知らない分けないよね?」



「知らない。」



「えっ!?本当に!?」



「うん。」