「お前が悪い、可愛いことばっかするから。」



か、かかか、可愛い!?



あたしが!?



そ、そんなことより。



「何でキスなんか₋₋₋。」



「だから、お前が悪いの。」



ファーストキスだったのに₋₋₋。



「っ!?結!?」



気がつくと目からは涙がつたっていた。



最初のキスは好きな人としたかったのに₋₋₋。



「りゅ₋₋₋の、バカ₋₋₋。」



そう龍に言って、屋上を出た。



走って、走って、走って₋₋₋。



気がつけば裏庭まで来ていた。



もう足には力が入らなくて、地面に力なく座った。



「₋₋₋ひっ₋₋₋グスッ₋₋₋。」



あたしはそこで声を押し殺しながら泣いた。



泣いてるとあたしを呼ぶ声がした。



「結!」



₋₋₋真菜ちゃん。