授業中。

「ねぇねぇお花っ子ちゃん」

遊里が思っくそ黒板に背を向けて、お花っ子とガールズトーク。

机の上にお菓子まで広げる嘗めた態度だ。

「夏休みになったら、ワンコ君とどっか行くの?」

「うーん、今はまだわかんないかなぁ」

ほにゃっと笑うお花っ子。

「ゆうりちゃんは、かっぱ君とどっか行くの?」

「行かねぇわっっっ!てかお花っ子まで河童扱いかっっっ!」

離れた席からツッコむ鷹雅。