とはいえ、ツンデレ河童鴉天狗(どっちだ)の鷹雅、遊里と二人きりで遊びに行くほど素直ではない。

「おい新」

鷹雅は、そそくさと下校しようとした新を呼ぶ。

「俺一人じゃこの小猿のお守りはできねぇよ、お前も付き合え」

「うぇええぇええぇぇっ?」

あからさまに嫌な顔をする新。

「じゃあさじゃあさ!」

グループで遊びに行く話に発展したと思っているのか。

「リヴリアちゃんや善君や優君も誘おうよ!引率は銀先生で!ついでに銀先生になんか冷たくて甘いもの奢ってもらおう!」

勝手な事をほざくハイテンションメガマックス。

だからお前は本の角で殴られるんだ。