「諦めろよ」

遊里の被害者代表、鷹雅が、新の肩をポンと叩く。

「アイツ空気読めないからな、お前の都合なんて考えてくれないぜ?もう逃がしてもらえないから覚悟しとけ」

そう言いながらも、同じ遊里の被害者として、鷹雅はどこか楽しそうだった。

まるで遊里や他の友人達に振り回されるのを喜んでいるかのような。

そして。