休学の間、リヴリアはただメンテナンスを受けていた訳ではない。

最近頻繁に見せる含み笑いもその一つ。

人格プログラムをバージョンアップしたらしい。

より人間らしく。

より女性らしく。

「これもその一つ」

カチャッと右手首を外すリヴリア。

ビクッとする魔女っ子。

「女性といえば内蔵電源」

頑なに言い張るリヴリアだが、この知識は誰に教わったのだろう。

「魔女っ子さん、PSPやスマホの充電は足りていますか?」

「あ、ああ…有り難う…」

引き攣った笑みを浮かべる魔女っ子。