「ねぇ、愛美はなんで俺のこと好きだって言ってくれたの??」 空を見ていた奈智は突然あたしのほうを向いて言ってきた。 奈智の顔は凄く真剣だった。 「なんでって…」 ー考えちゃうようじゃ、あたし駄目なのかなぁ。 「んー…可愛いとことか、涙もろいとこ??」 実は、我が儘で生意気なとこも好きだったりするけど、言ったらまた調子に乗りそうだからやめとこ。