秘密恋愛

 「 これって ラブレター ??? 」






 「 んもーっ 、返してよっ !! 」



 あたしが ラブレターを取り戻そうと
 必死に 手を伸ばすと 、
 長谷川君は ラブレターを
 持っている手を 返してたまるものか
 とでも 言いたげな様子で
 高く上に上げた 。






 あたしと 長谷川君の身長は
 数10センチ差が ある 。





 悔しいけど 手が 届かない 。






 「 天野 宛 ??? 」





 封筒の真ん中に 書いた
 『 天野君へ 』
 を見て 気づいたのか 、

 怪訝そうに あたしをジロジロと
 見る 長谷川君 。







 「 …………っ 」




 天野君宛への 手紙だと知られた以上 、
 何も 言うことができない 。




 長谷川君の 視線は ずっとあたしを
 捕らえたまま 。