すると、ぱっと我に返ったように 桑田くんが私の肩をつかみ、 自分と遠ざけて 一言「ごめんっ!」と あやまり保健室を出て行った。 帰り道、騒がしい心を なんとかおちつかせながら家に帰り 一晩中、もんもんと考えていた。