不思議な森






きぃぃぃぃ。


「ありがとーー!」


・・・。・・・。・・・。

なんだこの部屋・・・。



赤アリの家の部屋とは違って
部屋は暗く、ベットなどない。
ただ大きな鏡と窓があるだけ。



天井が無く外とあまり変わらない。
ただカタツムリがすっぽり入るサイズ
だから天井がとても遠い。
歩くたびに床がきぃきぃなり
いつ壊れるか心配になるくらいだ。




「おじゃまします・・・。」


弱弱しい声でそういい
小屋の中にはいった。



天井を見る。
空が広がっている。



まだ太陽が出ている。
3時とか4時とか?

いまは何時なの?



カタツムリに話しかけにいきたいけれど
大きな声を出さなければいけないし
とても疲れる。



時計を探しても時計は見つからない。



仕方ないか・・・。



ドアに近づく。


あ・・・
届かない。


カタツムリによって
開け、閉められたドア。


私には絶対とどかない距離に
あるドアノブ。


きっと声をだしても
カタツムリたちに私の声はとどかない。