いっくん。あたしらは
どーなったら、いちばん幸せだったのかな?
いま、いっくんは幸せ?
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「学校か。」
今日も1日が始まる。
学校が嫌なわけでも、友だちが
嫌なわけでもない。
ただ、朝はなんか気分が重い。
眠いながらも、がんばって
準備をしていると、ピンポーンと
家のインターホンがなった。
その相手は、決まって幼馴染みの茉依だ。
なのにおかーさんは
「茉依ちゃんきたよ」と叫んでくる。
きてることぐらいわかってるのに、
その声に毎朝いらいらしていた。
準備が出来て外に出ると、
茉依がけーたいをいじりながらまっていた。
「おはよー!ごめんねっ」
そう、笑顔でいった。