星に願いをっ!!

海斗side

図書委員での班で自己紹介をしていると、鈴原の様子がおかしくなった。

「あ…えと…」

顔が真っ青で、微かに震えている。

先輩も顔を見合わせていた。

「………」

ついには、目に涙をためて黙ってしまった。

そんな鈴原を見て、俺は反射的に鞄に入れてあったタオルを投げた。

自分でもわからない。

何でそんなことしたのか。

そして俺は冗談を言って、その場を収めたが、その間、鈴原はずっと黙っていた…