星に願いをっ!!

「確かにな…」

水野の、空を見上げて呟いた。

「ほら、着いたぞ」

水野がふと、視線をもとに戻し、一軒の家を指差した。

「あ、本当だ。ありがとう。でも何で私の家を知ってるわけ??」

「さぁな。じゃあ…」

そう言って、水野は、私に背を向け歩いていった。

「あ、うん!!!また明日~☆」

水野が見えなくなると、私も家に入った。

「もしかしたら、水野はそんなに悪い奴じゃないのかもしれないな~☆」

そう思うと、自然に笑みがこぼれた。