星に願いをっ!!

校門を出て、水野と肩を並べて歩く。
なんかちょっと、変な感じ…

私がじっと水野の横顔を見ていると、その視線に気づいたのか、水野がこっちを見た。

「どうした?」

「や、なんか、水野と二人きりって初めてだから、違和感があるというか…」

私は思ったことを素直に言葉にした。

「………初めてじゃないけどな…」

「え?何?」

水野が何かを言ったような気がしたのだけど、小さくて聞き取れなかった。

「てゆーか、もう5月なのに、まだ日が短いよね…」