私が落ち着いたところで、委員会が始まった。

「まず…曜日ごとの図書管理人のグループを作ってください。」

図書委員長の、斎藤さんが言うと、室内が騒がしくなった。

「決まりました~!」

「こっちも~!」

しばらくすると、決まった班が続々と出てきた。

やばい あたしも早く声をかけないと!

でも人見知りな私にはそれが難しいことだ。

私が迷っていても、班はどんどん決まっていく。

情けなくて、涙がこぼれそうになった。

ぐいっ

「わっ!?」

突然腕を引っ張られた。

振り向くと、そこには…

水野がたっていた。