びっくりして、言葉が出なかった。 わたしがしゃべるよりも先に、相沢先輩が言った。 「ねぇ?無視??? あっ。それともしゃべる口ついてないのー?」 甲高い声で言ったあと、 低い声で、 「こいつ好きにしていいよ。泥棒猫だし」 「泥棒猫?」 その言葉にわたしはむかついた。