椎名くんを端っこのほうに連れてきてから、 「…だ、ねた」 「?だねた?」 「抱き枕が無かったから抱きしめて寝たの!」 恥ずかしさで死にそうだった。 「なんか、嬉しいな」 「え?」 嬉しいってどういう…。 「♪〜」 椎名くんは満面の笑みを浮かべて自分の席へと戻って行った。 変な椎名くん。 …って、湊くん! 湊くんは、1人窓の外を見ていた。