「瀬川さん…?」 いつもは声が高い湊くんが、すごい低い声で私の名前を呼んだ。 こ、こわわわ! もう、ばれてるからいいかな? 「ごめんなさい!」 聞いてたことを正直に話したら、そんなに湊くんは怒ってなかった。 「最初からそういえばいいのに…。 じゃあ遼太のことも聞いたんだね?」 「うん…」 「大丈夫?」 ほんとに湊くんは優しいな。 「大丈夫だって!湊くんは心配性だなぁ!今年のクリスマスは椎名くんたちに負けないくらいラブラブに過ごすつもりだから♪」 玲とねっ。