「僕そういえばあの店遼太に教えた気がする…」 え? じゃあもしかしたらくるってこと…? 「あれ、湊に…瀬川さん?」 後ろを振り返ったら、椎名くんと彼女がいた。 「あ、ははは…。遼太」 「湊、瀬川さんと何してんの?」 ちょっと低めの声で椎名くんが言った。 「何って、お前こそ何してんだよ」 「俺…は…」 椎名くんが返事に困っていると、 となりの彼女が話した。