赤色の恋 <短編>



『もう限界やな。』



途中の廊下で春馬がもらした言葉。



『ぁたしは…限界じゃない。』


2人はそれから何の話をすることもなく、保健室についた。





『あら。どうしたん?2人して。』


保健の先生は、すごく優しくて誰よりも生徒を理解してくれる先生。



『………‥』


『まあ、座り?』



2つ椅子を用意してくれた。